学校に戻りたくない夜に、少しだけそばにいさせてください。
夏休みが終わりに近づくと、胸のあたりが重くなる。 「また学校か」と思うだけで、夜、眠れなくなる。朝、体が動かなくなる。 ——その感覚は、あなたが弱いからでも、甘えているからでもありません。
「みんなは普通に行けているのに」と自分を責めないでください。 あなたが感じているつらさは、本物です。 そのつらさを「たいしたことない」と無理に打ち消さなくていい。まずは、怖いと感じている自分を、そのまま認めてあげてください。
これだけは、いちばん強く伝えたいことです。 学校に行くことよりも、あなたが元気でいることのほうが、ずっとずっと大切です。 どうしてもつらいなら、休んでいい。行かなくていい。
勉強は、あとからいくらでも取り戻せます。 でも、あなたの心と体は、今このときのあなたにしかない大切なものです。 無理をして心をすり減らしてまで、行かなければならない場所なんてありません。
一日休む。一週間休む。それでいい。 あなたのペースで、あなたの心が少し軽くなるのを待っていいんです。
「行かなきゃいけない」「みんなに置いていかれる」—— そんな思いで自分を追い立てていると、心はどんどん苦しくなっていきます。 つらいときほど、頭の中は「こうしなきゃ」でいっぱいになりがちです。
でも、そのしんどい場所から少し離れることは、逃げることではありません。 逃げることは、自分を守ることです。 危ないと感じたら、その場から離れる。それは、生き物として自然で、正しい行動です。
つらい気持ちは、ひとりで抱えなくていいんです。 親には言いづらいと感じても、大丈夫。親以外の大人にも、SOSを出していいのです。 うまく話せなくてもいい。「学校に行きたくない」「つらい」——その一言だけで十分です。
今はまるで、この苦しさが永遠に続くように感じるかもしれません。 でも、気持ちは波のように、来ては引いていきます。 今いちばん高い波も、時間とともに、少しずつ引いていきます。
環境は変えられます。休むこともできる。相談もできる。逃げることもできる。 あなたには、思っているよりずっとたくさんの「選べる道」があります。 その一つひとつが、今のつらさから抜け出すための出口です。
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最終更新:2026年8月17日 / 参考:厚生労働省「まもろうよ こころ」
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