休みのあとに動けなくなるのは、あなたが弱いからじゃない。
長い休みが終わったとたん、体が鉛のように重くなる。 「明日から仕事か」「学校に行きたくない」——布団から出られず、そんな自分を「怠けてる」と責めてしまう。 でも、それは怠けではありません。
機械のようにスイッチひとつで切り替えられないのは、あなたがちゃんと休めた証拠でもあります。 落ち込む必要はありません。まずは「今、切り替えの途中なんだ」と、自分に言ってあげてください。
「5月病」は正式な病名ではなく、大型連休のあとに出やすい心身の不調をやわらかく呼んだ言葉です。 新しい職場、新しいクラス、新しい人間関係——春からがんばって適応してきた緊張が、連休でふっとゆるむ。その反動として、やる気の低下や憂鬱、疲れが出てくるのです。
特徴的なのは、まじめで責任感の強い人ほどなりやすいということ。 「ちゃんとやらなきゃ」「期待に応えなきゃ」と自分を張りつめさせてきた人ほど、緊張が切れたときの落差が大きくなります。
いきなり「完璧に元通り」を目指すと、そのハードルの高さで動けなくなってしまいます。 今日は、100点じゃなくていい。60点でも、30点でも、その日をやり過ごせたら十分です。
多くの5月病は、生活リズムが戻るにつれて少しずつ和らいでいきます。 でも、なかにはそのまま長引いてしまうこともあります。
もし、気分の落ち込みが2週間以上ずっと続く、夜眠れない・朝早く目が覚める、ふとした瞬間に涙が出る、好きだったことも楽しめない——そんな状態が続いているなら、それは一時的な5月病を超えて、うつの入口にさしかかっているサインかもしれません。
受診は特別なことではありません。風邪をひいたら内科に行くのと同じ。 予約が取りにくいこともありますが、まずは電話で「相談したい」と伝えるところから始められます。
連休明けのしんどさは、まわりには「みんな普通にやってるのに」と見えて、なかなか打ち明けにくいものです。 でも、同じように休み明けに苦しんでいる人は、あなたが思うよりずっとたくさんいます。
うまく言葉にできなくてもいい。理由をきちんと説明できなくてもいい。 「なんかつらい」「行きたくない」——その一言だけを、どこかに置いていってください。
しんどい気持ちは、ここに書いていってください。
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最終更新:2026年8月17日 / 参考:厚生労働省「まもろうよ こころ」