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更年期のつらさに向き合うあなたへ

心と体がゆらぐ季節を、少しだけ一緒に。

それは「気のせい」でも「甘え」でもない

理由もなくイライラする。急に涙が出る。眠れない。体が重い。 これまで平気だったことが、なぜかできなくなる——。 そんな自分に戸惑って、「どうしちゃったんだろう」「私が弱くなったのかな」と責めてしまう人は、とても多いです。

更年期の不調は、女性ホルモン(エストロゲン)や男性ホルモンが大きく減っていくことで、脳や自律神経のバランスが揺らいで起こる体と心の自然な反応です。
あなたの性格のせいでも、努力不足でも、甘えでもありません。

ホルモンは、気分・体温・睡眠・血流など、体のあらゆる調子を静かに支えてきました。 その支えが揺れれば、心も体も不安定になって当たり前。 それは「壊れた」のではなく、体が変化に慣れようとしている途中なのです。

イライラも、涙も、不安も——症状のひとつ

更年期というと、ほてりや汗(ホットフラッシュ)のような体の症状を思い浮かべる人が多いかもしれません。 でも、つらさは体だけではありません。

こうした心の揺れも、れっきとした更年期の症状です。 「こんなことでイライラするなんて」と自分を責める必要はありません。 責めれば責めるほど、心はもっと疲れてしまいます。

うまくいかない自分を責めるのではなく、「今はホルモンが揺れて、つらい時期なんだ」と、まず認めてあげてください。
それだけで、少し肩の力が抜けます。

つらさを、少しでも軽くするために

すべてを一度に解決しようとしなくていい。 まずは、今の自分を少しでもラクにする小さな工夫から始めてみてください。

家族やパートナーに、うまく説明できなくてもいい。
「更年期でしんどい時期みたい」——その一言を伝えられたら、それだけで十分です。ひとりで抱え込まないことが、いちばんの助けになります。

我慢しないで、受診してほしい

更年期のつらさは、我慢するしかないものではありません。 むしろ、医療の力で大きく楽になれることが多いのです。 「これくらいで病院に行っていいのかな」とためらう必要はまったくありません。

女性なら婦人科や更年期外来、心の落ち込みが強いなら心療内科。 男性の更年期(意欲の低下・気分の沈み・不眠など)は、泌尿器科やメンズヘルス外来で相談できます。 ホルモン補充療法や漢方、必要に応じた薬などで、つらさがやわらぐ道があります。

「年齢のせいだから」「そのうち治るから」と、ひとりで耐えないでください。
つらいと感じているなら、それはもう、相談していい理由になります。

予約が取りにくいこともありますが、諦めないで。 かかりつけ医に相談してみる、複数の医療機関に問い合わせる——できるところから、で大丈夫です。

ひとりで抱えないで

心と体が同時に揺れる更年期は、本当にしんどい時期です。 あまりのつらさに「もう消えてしまいたい」と感じることさえあるかもしれません。 でも、それはあなたが弱いからではなく、心と体が限界近くまでがんばってきた証です。

その気持ちを、どうかひとりで抱え込まないでください。 うまく話せなくてもいい。理由を説明できなくてもいい。 「つらい」——その一言だけを、どこかに届けてみてください。

24時間、無料で、匿名で、あなたの声を受け止めてくれる場所があります。
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)。「つらい」とだけ、伝えてもいいんです。

この揺れの季節は、ずっと続くわけではありません。 あなたが今日をここまで過ごしたこと。それだけで、もう十分がんばっています。

つらい気持ちは、ここに書いていってください。

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最終更新:2026年8月17日 / 参考:厚生労働省「まもろうよ こころ」