逃げていい理由を、少しだけ一緒に見てみよう。
「家族なんだから我慢しなさい」「育ててやったのに」——そんな言葉に、あなたはずっと縛られてきたかもしれません。 でも、血がつながっていることは、あなたが傷つけられ続ける理由にはなりません。
家の中で否定され、怒鳴られ、あなたの気持ちがなかったことにされる。 そんな毎日は、当たり前ではありません。「家族なら普通」でもありません。 つらいと感じているその感覚を、まず、あなた自身が信じてあげてください。
親に否定され続けると、「自分が悪いんだ」「私がもっとちゃんとしていれば」と、 いつのまにか自分を責めるようになります。 でも、それはあなたの性格が弱いからでも、あなたに問題があるからでもありません。
安全でない場所にいると、脳は「自分が変われば状況がよくなるかも」と考えて、 責める矛先を自分に向けてしまいます。それは、生き延びるための反応です。 あなたがおかしいのではなく、あなたのいる環境が、おかしかっただけです。
今すぐ家を飛び出せなくても、できることはあります。 大切なのは、少しずつでも「自分の安全な場所と時間」をつくっていくことです。
物理的に離れられないときは、心理的に距離をとることから始めていい。 イヤホンで音楽を聴く、心の中で相手と自分を切り分ける——そんな小さな守り方も、立派な自衛です。
殴られる、蹴られる、暴言を浴びせられる、ごはんを与えられない、無視される—— それは「しつけ」ではなく、虐待です。あなたが耐えるべきものではありません。
「大げさかも」「これくらい普通かも」と思わなくて大丈夫。 少しでも「つらい」「怖い」と感じたら、下の窓口に話してみてください。 名前を言わなくても、うまく話せなくても、受け止めてもらえます。
家の中に味方がいなくても、家の外には、あなたの味方がいます。 あなたのつらさを「大げさ」と言わずに、まっすぐ受け止めてくれる人が、必ずいます。
今日すぐ何かを変えられなくても大丈夫。 「つらい」とどこかに一言こぼすこと——それが、あなたを守る最初の一歩になります。
もっと詳しい相談先を知りたいときは。
つらいときの相談窓口一覧を見る →最終更新:2026年8月17日 / 参考:厚生労働省「まもろうよ こころ」